シロクマベーカリー

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【水曜限定】山芋パンのおはなし

こんにちは。シロクマベーカリー広報の片瀬です。
リニューアルオープン後にはじめた日替わりパンの紹介を連載しています。
今回は水曜限定の山芋パンです!

日替わりパンを企画したのは、シロクマベーカリーの前身であるれもんベーカリー時代から製造の指揮をとってきた川中龍雄。
大学卒業後パン職人の道へ進み、パン一筋でこつこつとキャリアを積み上げ、今年(2019年)で43年になります。
そんな川中が焼くパンは、粉・水・酵母という基本の原材料と、発酵に重きをおいたシンプルなパン。
奇をてらわず、しかし現代にあった遊び心も忘れず、麦本来の味が楽しめるパン作りに日々いそしんでいます。

 

山芋パン

川中が、山芋をパン生地に混ぜてみようと思ったのは、れもんベーカリー時代をさらに遡り、弊社が和菓子部門を持っていた頃のこと。
いっしょに働いていた和菓子職人が作る薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)に興味を引かれたのがきっかけでした。
薯蕷饅頭は、すりおろした山芋に上新粉を合わせ、あんを包んで蒸したもの。
よく温泉旅館の土産物にある、あのお饅頭です。
パンに山芋を混ぜたらどうなるだろう? 
川中はさっそく試してみました。

 

★山芋パン

 

 

すると、素朴な味わいのしっとりしたパンが出来上がりました。
油脂を使わなくても、山芋の粘りで翌日もやわらかくいただけます。

酵母は山芋生地の特性に合わせ、天然酵母とイーストを併用しました。

さらに、和の趣がある黒千石(くろせんごく)を混ぜました。
黒千石は小粒の黒豆で、健康によいとされるポリフェノールなどが他の黒豆より豊富に含まれている注目の食材です。
一時は生産がストップしていましたが、近年ふたたび北海道でも栽培がはじまり、地場の黒千石が手に入るようになりました。
香ばしく風味豊かなその味は、山芋生地と相性ピッタリです。

 

★山芋パン調理例

 

焼かずにそのまま緑茶といただいたり、あたたかいスープに合わせて食事パンとしてもお使いいただけます。
白だしなどを使った優しい味のメニューによく合いますよ。