シロクマベーカリー

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「麦チェン!北海道」を知っていますか?

     - お知らせ

【2017年3月の記事です】

こんにちは。シロクマベーカリー広報の片瀬です。
札幌も、日中はストーブなしで過ごせるくらいの気温になってきましたね。
薄紅の桜の枝が青空に伸びているさまは、花はなくとも春の風情。
景色をみて歩くのがどんどん楽しくなりそうです!

さて、さる3月2日(木)、私たちは北海道農政部が主催する「麦チェン!フェスタ」に参加しました。
今回のブログは、北海道が推進している「麦チェン!北海道」の取り組みをご紹介しましょう。

「麦チェン!フェスタ」発表会

麦チェン!北海道

麦チェンは、北海道内で加工・消費される小麦を輸入小麦から北海道産小麦へ転換する取り組みで、平成21年度にスタートしました。
チェンはチェンジ(転換)のことですね。

平成27年度の日本の小麦の自給率は15パーセント。8割以上を輸入に頼っています。
これをどうして北海道産小麦に転換しようとしているのでしょうか。

農林水産省は、

■世界の人口増加や異常気象などさまざまな理由から、小麦の価格が上がったり、十分な量を輸入することが難しくなる可能性がある

■国産の方が安心と認識する消費者や、国内食料自給率を上げていくべきと考える人が多くいる

■国産小麦のなかでも、北海道産小麦は、高品質で安定した量が収穫できる

という理由を挙げています。

小麦畑

北海道は、冷涼乾燥を好む小麦の栽培に適した地です。
1970年代後半から小麦の増産が図られますが、その当時の北海道の小麦はパン作りに向かないものでした。
しかし1985年、国産の小麦としては初めて、パンに適した品種「ハルユタカ」が誕生、江別市で栽培されるようになります。
80年代後半に入ると、輸入小麦のポストハーベスト農薬※が問題になり、国内産小麦の需要はいっそう高まることに。
そんななか、品質・収量の向上と安定、新品種の開発に力を注いできた北海道の小麦は徐々に認知度を上げていきました。
現在、日本国内で生産される小麦の6~7割が北海道産です。
生産、製粉、製造、流通、小売・・・それぞれにおける挑戦と努力が、北海道産小麦の地位をここまで押し上げたのです。

※ポストハーベスト農薬:収穫後の農産物(穀物・野菜・果物など)に散布する農薬のこと。長距離を輸送する際、カビや害虫の発生を防止するために使用される。

 

「麦チェン!北海道」マーク

こうして、小麦の一大産地となった北海道。
当然、道民の私たちがいちばんの消費者、と思いきや、約9割が道外に移出されているのだそうです。
う~ん、ちょっぴり残念。

上の写真は「麦チェン!北海道」のロゴマークです。
北海道の大地・太陽・小麦の穂で笑顔が表現された絵柄で、北海道産小麦を100%使用している商品に貼付されます。
最近は道内のコンビニエンスストアでも、マークが付いたパンや麺類がたくさん並んでいますので、目にする機会が増えましたね。

先日参加した「麦チェン!フェスタ」の事例報告会では、北海道民の郷土愛は他の都府県に比べてもかなり高いという調査結果が紹介されていました。
地元を愛し誇りに思う気持ちは、地産地消をすすめる大きな原動力になるはず!

地産地消は、地元の生産農家の応援につながります。
また、輸送時に排出される二酸化炭素の削減にもつながります。
そして何より嬉しいのは、新鮮な食べ物を口にできること!
「麦チェン!北海道」の取り組みが広く知られ、今後、道内での北海道産小麦の利活用がさらにすすむことを願います。

 

シロクマベーカリーのパンは、北海道産小麦100%です

パン用小麦「ハルユタカ」の誕生をきっかけに、弊社も北海道産小麦を使ったパン作りに着手しました。
当時、北海道産小麦を扱うパン屋はほとんどありませんでしたが、地元に根差したパン屋として、身近で安心な素材でパンを焼きたいと考えたのです。
もちろん安心だけではなく味も大切。
ベテランのパン職人を中心に北海道産小麦の特性を研究し、長年にわたり試作を重ねました。

1997年。
時が満ち、私たちは札幌市西岡に北海道産小麦だけを使った焼きたてパンの店「れもんベーカリー」をオープンします。
この店舗が、現在の「シロクマベーカリー本店」の前身です。
おかげさまで、れもんベーカリーのパンは、美味しさと安心を多くのお客様に評価していただき、北海道産小麦パンの草分けとなりました。

れもんベーカリー外観

 

今では、北海道産小麦を使うベーカリーはどんどん増え、れもんベーカリーのオープン時とは隔世の感があります。
同志の存在は大変嬉しく、また刺激にもなり、私たちを次の挑戦へ駆り立てています。

れもんベーカリーの後を継ぎ、2015年にオープンしたシロクマベーカリー本店では、より美味しい北海道産小麦パンを作るため、現在も日々、製造技術に磨きをかけています。
また、無化学農薬・無化学肥料で育てた有機小麦を使ったオーガニックパンの製造を開始、2017年12月にはオーガニック専門の工房を作り、全国に向けてオーガニックパンの通信販売をスタートさせました。

バゲット 20170110

 

 

 

 

 

 

 

パン棚 20170404

 

 

 

 

 

 

これからも、シロクマベーカリーは北海道産小麦とともに歩み続けます!

「麦チェン!北海道」の取り組みとともに、応援していただけましたら幸いです。